幽霊人命救助隊

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

神様から「49日間で自殺志願者を100名助けたら天国に行かせてあげよう」って指令を受けて、生まれた時代も年齢も違う自殺した男女が奮闘するお話。一見、自殺だうつ病だってテーマは重いんだけど、そこをただ重いだけでなくちょっと笑えたり涙したりできる内容だったので、タイトルだけでなんとなく買ってみた本だったけど読んで良かったなって思える本でした。
「未来が定まってない以上、すべての絶望は勘違いである」
自分が自殺と言う取り返しのつかない事をし、且つ、自分の二の舞にならないよう必死で100名助けたからこそ出るセリフかも知れない。うん、読んで損はない本だと思う。