生きる

声。声があれば、話が出来る。歌う事が出来る。でも、それがなくなったら?
きっと、私は耐えられない。
今日、会社のおじさんから「喉頭がん」だと告白された。
いつもよく話してる方で、色んな事を教えてくれた人だ。
あまりにも、あっけらかんと話すから早期かと思ってたら違った。
あと、一ヶ月もしない内に声を失ってしまう。
最初は声をなくしてまで生きてくくらいなら、このまま短い余命を過ごそうと思ったらしい。
けど、「俺は生きる事を選んだよ」って笑いながら言ってました。
泣きそうになった。けど、私が泣いてどうするよ。
本当に泣きたいのはおじさんだ。1週間凹みまくって、それで選んだって。
「生きてたら、良いことあるだろ?」って笑ってました。
私には、そんな強さがあるのかな?
もし自分がそうなったら、笑っていられる自信はない・・・


今日は、生きると決めた人の強さと、大事な人を亡くした人の弱さを知った一日だった。